愛と信頼

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心理学とは何か?

心理学って聞くとあなたはどう感じますか?

「心理学をマスターすると他人の考えていることが分かるようになるのかな」
と考えたことはあなたにもあるのではないでしょうか。

実は、心理学の真の価値はそんなものではありません。

心理学を学ぶと

・頭が良くなります

・運動神経が良くなります

・ストレスの95%は消えてなくなります

・健康になります

・収入が増えます

・人生が...

とまだまだ言いたいことはありますが、
何かの宗教と勘違いされてしまいそうなのでこの辺にしておきます(笑)

3つの法則

ここでは今日からすぐ役に立つ3つの心理法則を紹介します。

以下がその3つの法則です。

1.人間は手に入らないものが欲しい

2.人間は制限・コントロールされそうになると逆方向にアクセルを踏む

3.人間は自分以外愛せない

「何のこっちゃ?」と思ったあなたも、
「こんなの当たり前じゃない?」と思ったあなたも、
これから詳しく解説するので安心してください。

1.人間は手に入らないものが欲しい

あなたは空気にお金を払おうと思ったことはありますか?
恐らくないと思います。

これは極端な例ですが、
人は簡単に手に入る物には興味を示しません。

逆に人間は
あと少しで手に入りそうなのに
なかなか手に入らないものに最も執着します。

これはキャバ嬢の例を考えるととても分かりやすいです。
なぜ男たちは、はたから見ればどう考えてもカモにされているだけなのに、
キャバクラに通い挙句の果てには高額なプレゼントを貢いでいるのしょう。

それはキャバ嬢が手に入りそうで手に入らないものだからです。

売れっ子のキャバ嬢は客に手に入りそうと思わせる方法を熟知しています。
客を褒めたり、ボディタッチをしたり、
好意があると勘違いさせるようなセリフを言ったりなどです。

これらによって客は
「もう少し通えばこの子と付き合えるんじゃないか」
「もう少しプレゼントすればこの子とセックスできるんじゃないか」
と幸せな勘違いをしてしまいキャバ嬢のカモになっていきます。

そしてここでもう一つ重要なことが
人間は手に入れたいものが手に入らないと
冷静な判断ができなくなる
ということです。

キャバ嬢やホストに貢いでいる人は
冷静な判断ができない状態になってしまっているため、
周りからどんなに反対されても通うのをやめられません。

また、例えば年収数百万円なのに
フェラーリが欲しいと思っている人は結構いますが
冷静に考えれば車に数千万円も使う必要はありません。

ですが、
「手に入れたいのに手に入らない」
という心理がどうしても欲しくさせ
借金してでも、銀行強盗してでも手に入れようとしてしまいます。

では、この法則をどうすればあなたの人生に応用できるでしょうか?

それは当たり前すぎて見落としがちなことで
「あなた自身が手に入れたいと思われる男性(女性)になる」
ということです。

どんなに心理テクニックを学んだところで
見るからに不健康で、知識もなく、いつも泣いていたら
誰もあなたと一緒にいたいと思いません。

あなたが女性であれば
福山雅治:「今日の夜食事に行こう」
出川哲郎:「フレンチとイタリアンならどっちが好き?」
       「イタリアンなんだ。美味しい店知ってるから今夜行こう」
どちらのほうが食事に行きたくなるか考えてみてください。

2.人間は制限・コントロールされそうになると
  逆方向にアクセルを踏む

これを読んでいるあなたが男性か女性かは分かりませんが
あなたは恋人に「浮気はしないでね」と言ったことはありますか?

もしくは
他の異性となるべく会わないでほしいと言ったり、
必要以上に電話やメールをして束縛したり、
寂しいから毎日連絡してほしいと言ったり、
「私のこと本当に好き?」と聞いてみたりなどなど。

もしあなたが上の文章を読んで心当たりがあるなら
将来必ず悲しい結果が起こるのでここからの文章を真剣に読んでください。

あなたが彼に「浮気はしないでね」と言うと
彼の脳内で2番目の法則
「人間は制限・コントロールされそうになると逆方向にアクセルを踏む」
が発動します。

彼がそれまで全く浮気する気がなくあなただけを愛していたとしても、
「浮気しないでね」と言われた瞬間、彼の中に浮気心が芽生えます。
「毎日連絡してね」と言われた瞬間、それが面倒になります。

2番目の法則は非常に危険で、
あなたに「恋人が急に冷たくなった」という苦い思い出がある場合は、
気づかないうちにこの法則を発動させてしまっていた可能性があります。

実は、あなたが彼の心を思いのままにするには、
彼のしたいことに文句を言わず、そして彼の言うことを素直に聞く
という方法が一番簡単で効果的です。

テンションコントロール(内容が難しいのでここでは書きませんが)を
駆使して恋の駆け引きをして恋愛を楽しむのもそれはそれでいいです。
恋の駆け引きをするあのドキドキ感とてもいいですよね。

ですが、あなたの目的が「彼から愛されたい」ということなのであれば
彼の言うことに従っているのが一番です。

3.人間は自分以外愛せない

あなたはこの3番目の法則を見てどう感じますか?
「そんなはずない。人は他人のために死ぬことだってできるはず!」

たまにそのような話は聞きますが、実はそれも良く考えると、
自身の名声のためだったり、自分の愛を全うするためだったりします。

もっと身近でわかりやすい例を挙げるとしたら
あなたは子供の頃クラスで集合写真を撮った時どこを一番最初に見ましたか?

ただ、勘違いしないでほしいのは、私はこれを書くことで
あなたに「世の中を冷めた目で見ろ」と言っているわけではありません。

人間は自分以外愛せない
このことから目を背けずにしっかりと認識すると
逆にあなたの人生は豊かになります。

人は皆
「俺の考えは正しい」「私はこんなに頑張っている」「俺はこんなに能力がある」
「私はこんなに他人に貢献している」「俺はこんなにすごいことを達成した」
と考えています。

ですが、皆がそう考えているので、
他人にそれを理解してもらう機会がなかなかありません。

だから人は皆
「俺の考え通りにやればもっとうまくいくのに」
「私がこんなに頑張っていることを何とかして伝えたい」
「俺はこんなに能力があるからいつかそれを見抜く人が現れるはずだ」
「私ほど他人の事を考えて他人に貢献している人はいない」
と考えながら日々生きています。

あなたがそれを理解してあげたとき
その人の心の全てを手に入れることなど造作もないことです。

私も昔ある女性に
「○○(私の名前)って普段はほんと適当だけど、実は深い人でほんと頼りになるよね」
と言われ、一瞬で心を持っていかれました(笑)
今でも鮮明にその時のことを思い出すことができます。

人間は自分以外愛せないという事実から目を背けずしっかりと認識したとき、
相手を理解しようとする気持ちが生まれ
それによってあなたは相手の心の全てを手にすることができます。



先人に学ぶ

ここからはあなたの人生をちょっぴり豊かにしてくれるような、
先人の言葉たちを紹介していきます。

1.受け取る≠奪う 2.コントロールできるもの 3.愛の言語 4.良いことにフォーカスする 5.痛み≠苦しみ
6.手段と目的 7.理解してから理解される

1.受け取る≠奪う

あなたは幼少期に人からプレゼントをもらったりすると、親から「もらっちゃだめでしょ」と言われことはありますか? はたまた、身近な人が誰かからプレゼントを受け取っているときに、遠慮しがちに受け取っているのを見たことがありますか?

多くの人が幼少期にこのような経験をするため、プレゼントやお手伝いなど、人から何かを受け取ることに罪悪感を感じて、受け取らなかったり、遠慮しながら受け取ったりしてしまう。

けれど、その行為は提供してくれている相手を傷つけることになる

もしあなたが本気で誰かに提供したときに相手が遠慮して受け取ってくれなかったら?
大好きな人に一生懸命プレゼントを考えて渡そうとしたのに受け取ってもらえなかったら?

とても悲しい思う。

それと同じ。人があなたに何かを提供してくれるときは、罪悪感ゲーム はやめて本気で受け取る

そして最大限の感謝を伝える。それが提供してくれる人への何より最高のお返し。




2.コントロールできるもの

この世界の事はコントロールできる事とできない事に大別される。
コントロールできない事の代表例は天気、経済、過去、時間、そして他人の心

「なんで今日雨なんだよ!」
「景気わるいなー・・・」
「あのときあんなことをしなければ・・・」
「時間がない、足りない」
「なぜあなたは分かってくれないの!」

こんな風にコントロールできないものにエネルギーを使うと、
あなたのエネルギーは浪費されそこに「ストレス」が発生する。

過去に恋人と別れたことを悔やんでも、それを取り消すことはできない。
いつも嫌味を言ってくる他人に何を言っても、その人が変わることはない。

あなたの心、行動だけがあなたがコントロールできるもの。
今日からはあなた自身にあなたのエネルギーを使おう

あなたが変われば世界が変わる




3.愛の言語

人が愛情を感じるポイントは人それぞれ違う。これを愛の言語と呼び、大きく5つあると言われている。

1つ目は言葉によって愛情を感じる言葉タイプ
恋人であれば「好きだよ」や「一緒にいるとほんとに楽しい」という言葉
友達であれば「一番の親友だよ」というような言葉を言われると一番嬉しいのが言葉タイプの人。

2つ目はフィジカルなタッチによって愛情を感じるスキンシップタイプ
恋人であれば抱き合ったり触れ合ったり
友達であれば肩を組んだりなど、身体的な触れ合いで一番愛情を感じるのがスキンシップタイプ。

3つ目は手伝いなどの奉仕によって愛情を感じる奉仕タイプ

4つ目はちょっとしたプレゼントで愛情を感じるプレゼントタイプ
高価なものではなくても、何か小さなプレゼントを受け取ると一番愛情を感じる。

5つ目が一緒に過ごす時間の長さで愛情を感じる時間タイプ
言葉やスキンシップがなくても、一緒にいるだけで愛情を感じるのがこのタイプの人。

もちろん一つだけではなく、メインが言葉でサブがプレゼントのような組み合わせもあったりする。

恋人になった二人の愛の言語がまったく異なっていると、衝突が起きやすい。
男性が言葉タイプで女性がプレゼントタイプだと

男性は「なんでこいつはたまにでもいいから好きとか言ってくれないんだろう」
と思いながら女性に好きだよと言い続ける。

一方の女性は「好きって言ってる癖になんで小さなプレゼントでもいいからくれないのかしら」
と思いながら男性にちょっとしたプレゼントを贈る。

お互いに相手のことを思って愛情表現しているのに、愛の言語が違うと相手に伝わらない。

だからまずは相手の言語を聞いてみて、そして自分の言語を伝えてみよう。
そして相手の言語に合わせて1日1回は愛情表現してみる。
そうすると2人の関係が目に見えて良くなっていくのが分かる。




4.良いことにフォーカスする

あなたは子供の頃にテストなどで「間違ったら点数が低い」と教えられてきましたか?

それとも「あっていることが素晴らしくてそれが点数になる」と教えられたでしょうか?

間違ったら点数が低いと教えられて育ってしまうと、目的を達成する喜びではなく、失敗の恐怖にフォーカスしてしまう癖がついて積極的に物事に取り組めなくなってしまう。

この癖をすぐに直すのは難しいが、常に意識してほしい。悪いことを考えるのではなく、良いことにフォーカスしてそれだけを考えるようにする。他人に対しても、欠点を探すのではなく、良いところを探す。

お子様がいる人は特に意識してほしい。子供がテストを持ち帰ってきたら、間違えたところを責めるのではなく、あっているところにフォーカスして、「この問題を正解するなんてすごいね!」と、それが素晴らしいということを伝える。

そうやって教育していくと、子供は純粋なためにすぐに変化が現れ、どんどん色々なことに挑戦するようになる。

そして、自分に対しても過去の失敗ではなく、
あなたが過去に達成した素晴らしいことを考えてみる。

やってみるとわかるが、あなたが色々な困難を克服して様々な目標を達成してきたことが、次々と思い出されてくる。

そして、まだ達成していない目標を考えて苦しむのではなく、これまでに達成してきた素晴らしいことを思い出して、そこに満足を感じるということを毎日の習慣にする。

毎日やると、毎日自分で充足感を得られることをお約束する。




5.痛み≠苦しみ

「痛み」と「苦しみ」は似ているようで全く違う。
「痛み」は大切な物で、痛みがあるからこそ、人は状況に気づき行動を変えることができる。

一番わかりやすいのは肉体的な痛みで、肉体的な痛みを感じなければ人は身体の異常に気付くことができず、突然ぽっくり死んでしまったりなど、手遅れになってしまう。

感情的な痛みも大切なもので、例えば好きな人が事故で亡くなってしまったときに、そこに悲しさなどの感情をまったく感じなかったとしたら?ずっと孤独で独りぼっちでも淋しさを感じないとしたら?

それはとてもつまらない人生だと思う。感情的な痛みがあるからこそ、人は次の行動を起こそうとする。

一方で「苦しみ」というものも存在し、これは人を不幸にする存在である。

何らかの肉体的、感情的な痛みを感じた時、それに執着すると痛みは苦しみに変わる

恋人がなくなってしまったとき、悲しみを感じることは大切だが、例えばそれに20年間執着して、「なぜ死んでしまったんだ・・。ずっと一緒にいたかった・・。」と20年間毎日悩み続けるとそれは苦しみになる。

コントロールできるものでも書いたように、過去を変えることはできない。痛みを感じた時、その出来事を覆したり、なかったことにすることは決してできない。

私たちにできることは痛みを受け入れて、そして手放すこと。

恋人がなくなったなら、その人との過去の楽しかった時間に感謝して、そして恋人の分まで良い人生を送ること。
就職試験で落ちたのなら、なぜ落ちたのかを考えて次に生かすこと。

きれいごとに聞こえるかもしれないが、私たちにはそれしかできることはない。

痛みはまず受け入れて、そして手放す。そうすることで痛みを乗り越えて、次に進むことができる。




6.手段と目的

ある「目的」 を達成するための「手段」 がいつの間にか目的になってしまうことがある。

男性の場合の最も典型的な例が「家族を幸せにする」という目的のための手段である「仕事」が目的になってしまうこと。 今じわじわと増えており、今後、団塊の世代が退職する際にさらに増えるだろうと予想されているのが、「熟年離婚」の問題。

男性は仕事を頑張ることこそが奥さんや子供を幸せにする手段だと考え、毎日夜遅くまで帰らずに仕事をし続ける。 そしてようやく退職する年齢になって、これからは奥さんと老後を過ごそうと思っているところに出てくるのが、奥さんからの離婚届。

奥さんは何十年も我慢してきたため、すでに関係は修復不能なレベルになっており、離婚となってしまう。

人間関係であれば、多くの人に好かれようとするあまり、自分の感情を押し殺し自分を偽って人と接してしまう、という経験はあなたにもあるかもしれない。 確かに多くの人といい関係を築くことができれば、人生はより楽しくなる。けれど、そのために自分を押し殺して我慢していては意味がない。

他に私がこれまで見てきたのは、

絵を書くのが楽しくて、好きで書いていたのに、自分よりうまい人を知って、『もっとうまくならなきゃ』と楽しさを忘れてしまった人
恋人に振られるのを恐れるあまり、一緒にいると、楽しい時間を過ごすどころかびくびくして機嫌を伺ってしまう人
健康のために始めたマラソンで、記録が伸びないからと無理をして、逆に健康を阻害した人

など挙げるときりがないが、私たちはいつの間にか目的達成のための手段そのものを、目的にしてしまっていることがある。

だからこそ、まずはあなたの目的をつきつめて考えよう。

「ダイエットしなきゃ」と思っている女性は多いが、それは本当に目的なのかを考えてみると、そうではないと思う。 良く考えてみると、本当の目的は「いい女になりたい」とか「健康になりたい」などもっと深いものであるはず。

そうなるとダイエットは単なる手段の一つにすぎないことが分かるし、ほとんどの女性には必要ないことがわかる。 例えば生物学的には男性が女性に感じる魅力は「ウエストとヒップの比率”のみ”」 と言われている。

まずは目的について考えてみよう。そうすることで

あなたが本当に望むこと、そしてそれを達成するための最良の手段が見えてくる。




7.理解してから理解される

もしあなたが野生のアザラシを見つけたらどう感じますか?
「かわいいなー」とか「目が大きいなー」とか、人によっては「襲ってこないかな」と考えるかもしれない。

あなたがアザラシを「じーっ」と見ているとエスキモーの人がやってきて「アザラシを見つけたのか?やったな」と言う。
あなたが「そうなんだ。アザラシかわいいね」と答えると、
相手は「何がカワイイだ!今日の晩御飯にするから早く捕まえるぞ」と言うではありませんか。

ここで、あなたならエスキモーの人に何と言いますか?

ここで大事になってくるのが、まずはあなたが先に相手を理解しようとすること

今回はいきなりエスキモーの例が出てきたので「?」となったかもしれないが、人は皆それぞれが異なる価値観を持っている。 日本人である私やあなたからすると、アザラシを見て「今日の晩御飯だ!」と考えるのは「おかしい」こと。 しかし、エスキモーの人からすると、アザラシを見て「かわいいなー」と思うほうが「おかしい」ことになる。

なので、あなたが「晩御飯にしようなんて、なんてかわいそうなことを言うんだ!アザラシは可愛いだろ!動物愛護協会に訴えるぞ!」などと言おうものなら、 相手は「何を馬鹿なことを言ってるんだ!日本人は頭がおかしいのか!」となってお互いが相手の考えを否定し、そこに良い人間関係が生まれることはない。

けれど、あなたが「へー。君はアザラシを食べるの?」と理解する姿勢を見せれば、
エスキモー「そうだよ。あの脂肪のところが特に美味しいんだ!」
あなた「そうなんだ。そんなに美味しいなら1回食べてみたいなー」
エスキモー「すごく美味しいよ!食べさせてあげるよ!」
あなた「ありがとう!日本にはね、牛っていう動物がいて、同じように脂肪のところがすごく美味しいんだ。」
エスキモー「そうなのか。その牛っていうやつを1回食べてみたいな」
となって(あくまで例)そこに良い人間関係が発生する。友達になれるかもしれない。

人は皆自分の考え、価値観、現実が正しいと思っている

そして、他人にそれを否定されると「なぜこいつはこんな間違った考えをしているんだ」と感じてその相手に対して心を閉ざす。 逆に誰かに理解して共感されると、その相手の価値観に理解を示そうとする。 だから、まずはあなたが先に、相手の現実を理解してそれを伝える必要がある。

人は自分の考えが理解されたと感じた時、初めて相手のことも理解しようとする

あなたもそうではないだろうか?
あなたの好きな音楽、アニメ、映画、ゲームなどを理解してくれたら嬉しくなって、相手の趣味にも関心が沸くだろう。
逆に自分の趣味を頭ごなしに否定されたら、その否定してきた相手の趣味を「ばかばかしい」と感じるだろ。

2ch等のネット掲示板ではいつまでたっても罵り合いが終わらないが、これはどちらも相手を理解する気がないのだから当然である。 「それがネットの文化だし、そもそも2chでいい人間関係を作ろうとなんて思っていない!」と言われればそれまでだが、 どうしても理解できないならその相手と関わるのはやめたほうが良い。ストレスになるだけで何のメリットもない。

あなたが相手の価値観を理解できないとき、
                  相手があなたの価値観を理解することはない


人は皆自分が正しいと思い、理解されたいと思っている。このことをいつも考え、まずはあなたが相手を理解する姿勢を示す。そこから人間関係がはじまる。

*注意点1 「理解する≠認めること」
例えば誰かが「俺はあいつをぶん殴りたい」と言っているとする。
この時あなたがすることは「なぜこの人はぶん殴りたいと思っているんだろう?何があったんだろうか?」という気持ちでこの人の話を聞いてみることであって、 「わかるわかる!一緒にぶん殴ろうぜ!」と相手の考えを認めて一緒にすることではない。 相手に理解を示し、相手があなたの考えを受け入れる準備ができてから、正しい方向性に導く必要がある。

*注意点2 「理解した振り」はやめる
今回のような話を聞いたり、NLPのような心理学のテクニックを学ぶとやってしまいがちなのが、テクニックに意識が行き過ぎて本質を忘れ、表面的に理解した振りをすること。 これは私もやってしまうことがあるため、時々反省する。

人はそれほどバカではない

「うんうんわかるよ」と口先だけで言っても相手は何か違和感を感じてあなたに不信感を持つ。
「人は皆自分の考えが正しいと思っている」ということを常に考え、目の前にいる相手の価値観を心から理解しそれを示す。
それによって人間関係は本当の意味で深くなっていく。